こんにちは。ぺこです。
今回は誰もが一度は検索する作図のスピードアップ方法を解説します!
ぺこについて
・令和2年度 一級建築士学科試験 合格🌸
・令和3年度 一級建築士製図試験 合格🌸
・学科、製図ともS学院に通学
製図の講習がはじまるとまずやるのが作図強化!
作図スピードが上がってからエスキス!なんて言われますけど、スピードがなかなか上がらないって悩んでいませんか…?
マニュアルに沿った手順を踏んでいるけれども、全然スピードが上がらないのには必ず理由があります。
その理由と対策法をサクッと解説します!
それでは一気に見ていきましょう!
作図手順が体に染み付いていない
作図スピードが上がらないと悩む人にとって最大の原因は
作図手順が完全に身に付いていないことです。
もう覚えたつもりでも段階ごとに手が止まる瞬間はありませんか?
その瞬間があるならまだ完全に身についているとは言えない状態にあります。
作図手順は体で覚えるまで繰り返さなければ身につきません。
ポイントって言うから何かすぐにでも変えられるコツが教えてもらえるんじゃないの?
って思ったかもしれませんが、これについては残念ながら作図量で解決するしかありません。
とにかく繰り返し書いて覚える!
それだけです。
線を書くことに集中しすぎている
作図なんだから線を書くのに集中するのは当たりまえ!と思いますよね。
たしかに間違ってはいません。
ですが、製図試験において作図に求められるのはスピードです。
伝わる図面をつくることは大前提ですが、線ひとつひとつにこだわると時間が足りません。
なので、作図中は「次に書く内容」を考えることに意識を置いてみてください。
あらかじめ次に書く内容を考えておくことで、手が止まることなく次の工程に移れます。
作図時間を2時間ちょっとで書き終える人を観察してみてください。
常に次の行動を考えているので、手が止まる瞬間がないハズです。
書き終えるたびに確認している
私がこれまでみてきた中で、作図タイプは2つに分かれます。
1つは作図しながらチェックをするタイプ。
常に間違いのない図面を書けるというメリットと、チェックに時間がかかるため最後の方に書くものは時間がなくなって、チェックがおろそかになってしまうというデメリットもあります。
2つ目は一気に書いたあとに最後にチェックをするタイプ。
メリットは悩まずとにかく書き続けるので作図時間が短いこと。
デメリットは最終チェック時に修正するミスが多いことです。
私がオススメするのは圧倒的に後者の一気に書いたあとに最後にチェックです!
理由はチェックしながら書いていると致命的なミスを修正する時間がないから。
最後にチェックできればいいんです。
チェックも出来ず提出するのが一番怖いことです。
慣れないうちは「あれ書いたかな?」と不安になりますが、最後に必ずチェックするので大丈夫◎
とにかく書き進めてください!
複雑なプランニングになっている
自己エスキスを作図するタイミングでの話ですが、
作図に毎回時間がかかる人ほど書く内容を自分で増やしている傾向があります。
製図試験で設定されている問題は室形状は比較的シンプルになります。
シンプルに納まるように課題が設定されています。
シンプルな整形で計画して壁量を減らしつつ、
壁位置を極力揃えることが作図をラクにするポイントです。
図面との距離が近い
私もそうでしたが、集中しすぎて図面を至近距離で見ることが
作図スピードを低下させる原因になっていると感じています。
距離が近いと部分的なものしか見えておらず、図面全体が把握しづらくなります。
前に説明した、「次に書く内容を考える」ためには全体を見ながら作図しなければなりません。
そのためには意識的に姿勢を正して、なるべく引きで図面を見るようにしてみてください。
目の疲れも軽減される上に作図スピードもあがるので一石二鳥ですよ♪
個人的にはこれが1番効果がありました!
壁と建具のマーキングの区別が分かりづらい
壁を書く前にまず建具位置をマーキングしますよね。
そのときに線のメリハリがないことで壁を書く際にどっちだろうと悩み、手が止まってしまうことがよくあります。
マーキングがハッキリと区別できるようになっていれば、壁を書く時にはエスキスを見る必要はなくなります。
線の濃淡を意識して書いてみてください。
まとめ
ここまで説明した内容は私が資格学校に通っていたころ、周りの受講生を観察する中で見つけたものです。
作図スピードが速い人をずっと観察し続けました。
観察されていた本人は相当やりづらかったと思いますが(笑)
自分なりに観察から得たポイントを何度もトライアンドエラーを繰り返して、作図に絶対的な自信をつけたので、エスキスが多少遅くなっても作図で巻き上げられるから大丈夫!と思えたのは相当心強かったです。
きれいに書くのはスピードが上がってからです。
それまではとことん速さにこだわって練習してみてください。
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